2009年10月03日17:38 隣の部屋のバロンダンサー
隣のお部屋の、イケメン アリスちゃん。
笑顔のかわいい青年です。
今朝 アリスちゃんとテラスでうだうだと おしゃべりしてました。
アリスはタバナンの出身で、ジンバランのシーフードカフェのウェイターとして働いています。
近所でおいしい屋台とかをいろいろ教えてもらいました♪
話の途中、満月のお祭りのためにヌガラに帰るというウィジャサとアグースを見送って、
何気なく「みんなお祈りをとても大切にしているんだね。」
とアリスにいうと、彼がこう言いました。
「ぼくは村ではダンサーなんだ。バロンダンス。今度の18日は新月だから帰ってお寺でおどるんだ」
「へぇぇ、かっこいい、ちょっといっちょやってみせて!」
軽〜くお願いすると、彼はいいました。
「普段はできない。 踊る時は神様が体の中に入ってくるから。
ぼくは踊ってるあいだのこと、あんまり覚えてないの。」
え゛え゛え゛え゛え゛ーーーー!!!
お隣に、そんな「神々の島・バリ人代表!」みたいなバリ人がすんでいるなんて!!!
軽く頼んじゃいけない、神様の踊り。
儀式で踊るのは、未婚の人間と決められているそうです。
アリスのお父さんも、結婚する前はおなじダンスを踊っていたそうです。
「でも、ぼくはあんまり踊りたくないの。踊ったときは、次の日までずっと寝ちゃう。
すごく疲れるから・・・。」
こんなみたいな人たちが普通にいて、
カフェでウェイターやってんですね・・・・。
バリに旅行に来て、レストランやホテルで接するバリ人がみんな、
テキトーだったりちょっと怠けたり厚かましかったりと思うときもあるけど、
急に道端の祠にお祈りし始めたり、ブーブーギャーギャー言ってたのに、
出かける前に急に正装して、家のお寺にお祈りしだす姿の神々しさと言ったら。
デンパサールに出稼ぎに来ていて、ここのコスに住んでいる若い人もみんな、
神様を本気で信じているように見える。
わたしも神様のような存在はあると思うけれど、
そのために毎日儀式を行ったり、月が満ちる度、暦の210日が巡ってくるたび、・・・・なんてしない。
みんな神様のための儀式をすごく大切にしているんです。
そういうのが、バリにひきつけられる大きな理由のひとつなんだ、って最近思います。
話を聞きながら、 (アリスに神様がはいるところ、見たいなぁ~) と思ってたら、
アリスが「18日、実家くる?」と誘ってくれました。
そんなわけで、18日はアリスのバロンダンスを見に、西の方ににいってきます!
そして、そのままアリスの村に嫁にいってしまうかもしれません
ぬふ・・・・ぬふふふ・・・・・
・・・じゃなくて、
果たして本当にアリスに神様が降りてくるのか?!
ほんとに楽しみです!