Pulau Dewata

Pulau Dewata 〜バリ島にハマって行って帰ってきたおばちゃんのブログ〜

2009年10月15日19:01 バリのお盆休み@タバナン・初日。

火曜日から今日まで、ガルンガンと呼ばれるバリの「お盆」のため 
学校はお休みです。

ガルンガンは年に2回あります。 正しくは210日に1回なのかな?
バリ人の皆さんは、実家に帰って、特別なお料理を作って、お寺にお参りをするのです。
 
ご先祖様の霊が帰ってくる、というのがお盆ぽいですが、
実際は「お正月」ににたノリのように感じます。
 
盆と正月がいっぺんにきた! ので、島中ウキウキモードみたいです。


前から、そんなガルンガンのお祭りを見たい♪と思っていて、
今回11回目のバリにして初めて、ガルンガン初体験です!
わーい!



ガルンガンといっても観光地は普通に営業していて、
バリニーズの実家とかに行かないと、リアルガチのお祭りは体験できない!

しかし今回はついに!
プトゥの実家のガルンガンに連れて行ってもらいました。


デンパサールからバイクで北西方面に1時間。
夕日で有名な「タナロット寺院」のある県のBajeraというところに
プトゥの実家があります。 


私は山道の運転が自信ないので、プトゥのバイクの後ろに乗せてもらって、 
運転の上手なカナチャンはマイバイクで、2台で出発です自転車ダッシュ(走り出す様)


田園を抜け、川を越え、ずんずんといろは坂のようなところを登っていきます。
ヌガラのウィジャサの実家に行く道とおんなじ。

ヌガラは半端なく遠いのですが、プトゥのおうちはその半分くらい。
思いのほかすぐ付きました。

途中の道、どの街も村も、「ペンジョール」がいっぱい建てられています!
ペンジョールとは、ガルンガンでみんなで一生懸命つくって飾る角松みたいなもの。
角松というか、七夕に近いですね。




おうちに着くと、きれいなお母さんと、くまさんのようなお父さんが出迎えてくれました。




そして・・・・お父さんのかわいがっている わんこも お出迎え!!

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ジョナサンくんです! こっちむいて~♪


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んん?


 (爆!)


お父さんが定期的に白髪染めをするそうなんですが、そのあまりで定期的にメガネを掛けてもらうそうです眼鏡


プトゥが帰ってきてうれしそうです犬

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お向かいのお家が、ペンジョールを立てはじめました!

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せーの!


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きれいです揺れるハート なんかこれ、好き♪

ペンジョールを立てるために、バリの道路には穴があいているのです。
このペンジョールの竹は穴より太かったみたいで、お父さんがガシガシと穴を拡張。
私道なのか? いいのか? 道路が陥没とかしないんだろうか。 


親戚が集まってきました。
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女性たちが総出で、ガルンガンのお祈りのためのお供えを作っていきます。
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私たちも、学校で作り方を習ったので、ちょっとお手伝い。 
私たちが作ろうとすると、すごくうれしそうに教えてくれました。
結果的には、使い物にならないお供えを作ってお邪魔なだけでしたw 

「今日はガルンガンですごく忙しい。あんまりかまってあげられなくてごめん!」
とプトゥ。
しかし、男性陣は 「え?どこが忙しいの?」っていうかんじで、
のんびり座っておしゃべりしたり、パソコンいじったりしてますw


お。プトゥが動きました。

親孝行プトゥ。実家にでっかいパラボラアンテナを取り付けてます。
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しかし、接続がなかなかうまくいかないようで、ずっとアンテナにかかりきり。
ぉぃ、ガルンガンの準備は どうしたどうした??(笑)


そうこうしているうちに、プトゥの妹のカデ・スリ(21歳)が帰ってきました。
お母さんに似て、きりっとした美人さんです。
デンパサールの私の通学路の通りのブティックで働いているそう。  

スリはカナチャンと私に興味津々? 日本のマスカラとかにも興味津々。
スリのお友達と一緒に、ストレートパーマ液を買いに、近所のサロンへ行くことになりました。

ヘルメットかぶろうとしたら、「必要ないよ!」と言われ、プトゥのバイクとカナチャンのバイクを
それぞれ妹ちゃんと その友達が運転して私たちが後ろにのって出発です。

バリでは、村の中の移動ではヘルメットは必要ないとみんないいます。
村の中だろうと、コケたらケガするんではないか?と思うカナちゃんと私でありました。


そして、村の中、といいつつ、結局先ほどのいろは坂をとばし、
ひょえー。遠いじゃん!と思うほど(15分くらい?)遠くのサロンに到着。

ガルンガン前に、髪の毛を整えに来ている女子で満員です。



みんな、ストレートパーマをかけに来ている?
バリでは、さらさらストレートの黒髪が美人の条件みたいです。
私の髪は硬くてどストレートなので、時々褒められます。
だいぶ伸びてきて、手桶で洗髪するのが大変で(下につきそうになるので)、
「切ろうかな」というと、 老若男女とわず大反対されます。


話がずれました。
無事、パーマ液をゲットして、また柔らか頭をさらけ出して山道を帰ります。


帰って早速 おうちサロン。




「ひょうきん」な男の子が来てます。
どういう親戚かわかりませんが、なんか親戚の子みたいです。


バリの子どもは結構人見知りする子が多いような気がするのですが、
この子たちは人懐こかったです。

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  キリッと凛々しいガール。
 日本の友人の娘さんに似ていてびっくりしました。


 
 
 近所をちょっと歩くと、この景色。広々としていて、すてきです!





近所のおうちで、お供え用のお花を摘ませてもらったり、ワイワイ過ごしていたら
プトゥが 「まかん!(ごは~ん!)」とキッチンに連れて行ってくれました。
わ~いわ~い! ごは~ん!

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ブタを絞めたようで、たくさんの豚料理があります目がハート
お母さんがどんどんつくねのサテを揚げてくださいます!
プトゥ家のサテはウィジャサ家のサテより甘い味付け。
ウィジャサのおうちでは焼いたけど、ここではゴレン(揚げ) 
アツアツでおいしかったです!

そして、血のラワール2種類と、豚レバーと脂身、豚スープ。
そしてキャッサバの葉っぱの和えもの!


ああ、こうやって書いてたらまた食べたくなってきた!
全部がすごくおいしかった!!

あ、キャッサバの葉っぱ とは、こういうものです♪ おいちいの♫
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カナチャンと私は、すごい勢いでお代わり。
おせちと一緒で、ガルンガンの間、作り置きしていたブタ料理を食べ続けるのですが、
滞在中わたしたちはすごい勢いで食べ続け、お母さんが会う人会う人に
「この子たち、ラワールもトゥムも すっごく食べるのよ!」と言って笑ってました。ちょとハジュカシィ・・・。


でも、ほんとにおいしくて、美味しい!美味しい!を連呼しながら食べると
みんな「バリ料理すきなのね!」って嬉しそうにしてくれました。(たぶん)


初日は「忙しい」といいつつ、
女性以外はそんなに忙しそうでないカンジの中、日没。

夜に、プトゥの友達、若い男性たちが遊びに来ました。
カナチャンは運転して疲れたのもあって早めにベッドへ。
オイラはここぞとばかりに若いバリニーズイケメンたちと夜更けまでおしゃべりを♪

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バリ語なので、よくわからなかったけど、片言の日本語や英語で会話に混ぜて頂いて、
楽しかったです。

折り紙をやってくれ!と言われたので、鶴を折ったら、
鳥なんか作れるのかとすごく驚かれましたが、
私からすると、バリの女性たちが毎日ススッと作っているお供えのほうが
すごいと思うよ、なんて言いながら、、、
そんなこんなで、夜は更けてゆきました。




長くなったので、いったんお休み。


ご飯食べてきます!